私が結婚生活を始めた当初、まだOL生活をしながら旧姓を名乗っていた。
籍は入れたものの結婚式を挙げていなかったから・・・

周りの人からは新婚だから幸せだよねと囁かれたが、私は内心不安でいっぱいだったし、
幸せなどみじんも感じなっかった。
朝は７時前には家を出て、帰りは９時頃。
夫はもっと深夜の帰宅・・・
帰ったら、ベッドに直行する日も多々あった。

不慣れな自炊生活と夫のだらしない生活ぶりにがっかりしていた。
お互いの生活力の無さを目の当たりにして結婚したことを後悔していたのだ。

私は本当に自分で結婚を望んだのだろうか？
今振り返って考えてみても、あの頃が幸せだったとはいいがたい。

夫婦のことなど当事者でなければ理解のできない
謎ばかり。

私たちが今まで運よく別れないで来られたのは子供がいたからだろう。
ただまじめな性格と粘り強い彼の性格が私たち夫婦を
作り上げたのだろうと思う。

知らなかった彼の癖や行動様式を一つ一つ理解し。
仕事で疲れ果てた彼の耳には私の話など雑音だと悟り。

そして、私たちはいつの間にか心地よい距離感をつかみ、喧嘩を回避できる術を
学んだ。

新婚時代は刺激的で自由でわからないことだらけ。
喧嘩をしなくなった今となっては、懐かしく思う・・・ストレートに言いすぎて相手を
怒らせたことを。
だって、お互いオブラートに包みすぎて時々本心がわからなくなるのだから・・・。

本日も読んでいただいてありがとうございます(^^♪